配管周りの雨漏りの原因と修理方法!しっかり対策しよう
  • 「雨が降っていないのに雨漏りのようなシミがある・・・」
  • 「排水管から水が漏れているような跡がある」

    このような事を経験したことはありますか?

    雨漏りは主に外壁や屋根など外部と繋がる部分が原因で起こる事が多いです。
    そういうとシンプルに聞こえるかもしれませんが、外壁や屋根、それぞれで雨漏りが発生する原因は色々とあります。
    また、配管廻りのトラブルは雨漏りではなく、「漏水」と呼ばれる状態を引き起こすことが多いです。

    給排水が適切にされていない、配管のつなぎ目が劣化していたり、壁面との接続部から水が漏れてしまったり、配管自体の劣化により、漏水が起こります。
    しかし、この「配管」のトラブルは、時に「雨漏り」のトラブルに繋がる事もあります。

    少しわかりづらい部分があるかと思いますので、本記事では以下をテーマに解説をしていきます。

    本記事のテーマ
    • 配管周りのトラブルが雨漏りに繋がる原因
    • 配管パイプ周りで発生した雨漏りの対策

    配管周りで雨漏り、水漏れが発生している恐れがあるという方は是非参考にして頂ければと思います。

    本記事の執筆者

    • 施工管理経験3年
    • 改修工事現場において雨漏り・漏水補修や防水工事の現場管理に従事

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    何故配管パイプ廻りが雨漏りの原因になるのか?

    配管周りのトラブルは「漏水」の原因になると冒頭でお伝えしましたが、なぜ「雨漏り」の原因としても考えられるのでしょうか?

    配管を通すには「穴」を開ける必要がある

    外壁からの雨漏りトラブルの一つとして、配管周りからの雨水の進入が挙げられます。

    例えば、エアコンなど空調設備を取り付ける際には、冷媒管を通すために配管工事をします。
    配管を通すためには壁に穴を開ける必要があり、それによって生じた隙間には止水処理としてカバーを取り付けたりシーリング処理を施します。

    また、マンションのバルコニーなどにおいては、排水管が床や天井、パラペット部分などに通っている場合もあります。
    こうした排水管の穴周りが劣化してきて、雨漏りが起こるケースも少なくありません。

    配管パイプ廻りの防水処理が雨漏りの原因となることも

    前述のエアコンの冷媒菅周りの雨漏りのケースでは、カバーの破損やシーリングが劣化が原因として考えられます。

    他にも、壁の隙間を埋めるのにパテを使用する場合もありますが、パテやシーリングは経年劣化を起こしやすい材料です。
    施工からしばらく問題が起こらなくても、数年経って劣化してくると雨漏りの原因となります。

    また、空調設備を取り外す際には、壁に開けた穴を塞ぐ必要がありますが、この時の穴周りの防水処理が十分でないとやはり雨漏りの原因となってしまいます。
    排水管周りのケースでは、配管と床や壁の防水の取り合い部分や排水ドレンとの間に隙間が生じ、雨水が防水層の隙間に入るなどして防水層を破壊してしまい、雨漏りを起こしてしまうこともあります。

    こうしたケースでは、排水管周りの防水処理をしっかり行う必要があります。

    配管自体の劣化や「詰まり」にも注意しよう

    配管周りだけでなく、もちろん配管そのものにもトラブルは起こります。

    外壁に起因する雨漏りにおいては、原因の特定・対処がしやすいですが、建物内部の配管自体にトラブルがあると、水漏れが起こった時に、漏水なのか雨漏りなのか判断が難しくなる場合もあります。

    壁の配管トラブルは判断が難しい

    どんなに防水処理がしっかりしていても、配管自体が破損してしまい、水漏れを起こしてしまう場合があります。

    配管には金属や塩ビなどの材料が使われることがあります。
    金属であれば腐食を起こしたり、塩ビの場合でも、継ぎ目に隙間が生じてきたり接着力が弱まったりということが起こります。

    配管そのものや、継ぎ目、壁との取り合い部分にわずかな隙間でもあれば、水は漏れてしまいます。
    厄介なのは壁の中の配管のトラブルを起こし、水漏れが発生した場合、それが雨漏りなのか、漏水なのか判断が難しい事です。

    雨漏りが原因で起こる場合と配管自体にトラブルがあって漏水している場合は、どちらも現れる症状が似ていますので、慎重に原因を探る必要があります。
    雨が降っている時のみ症状が起こり晴れの時には何も起こらない場合には雨漏りの可能性が高いといえます。

    しかし、雨が止んでから数時間後に症状が起こったりすると雨が降っていないのに水漏れを起こしているという状態になり漏水と勘違いしてしまうこともあります。
    コンクリートのひび割れや、隙間から水が侵入してくるまでに時差があったり、止水処理部分に溜まった水が少しずつ染み出してくることがあるためです。

    そのため、壁の配管周りでトラブルがあった場合には、慎重な判断が必要になります。

    配管やドレンの「詰まり」に注意

    例えば、屋上やバルコニーなど外部に面する配管やドレン廻りは、ゴミが溜まってしまうことが多いです。

    このゴミを放置してしまうと、つまりを起こし適切に排水されなかった雨水が他の所にまわり雨漏りを起こします。
    また、ドレン周りの砂や埃、モルタルなどが雨水によって溶け出し泥のようになり配管に流れてしまうことでつまりを起こすこともあります。

    これらは同時に、建物自体の排水トラブルによる漏水の原因にもなりますので、やはり雨漏りとの判断が難しくなります。

    配管パイプ廻りの雨漏りや漏水対策

    配管パイプ廻りのトラブルによる雨漏りを予防するために、できる対策はどんなものがあるでしょうか?

    これまで解説してきたように、配管にまつわるトラブルには、雨漏りか漏水か、判断が難しい事もあります。
    考えられる原因をなるべく潰しておき、いざトラブルが起こっても、特定がしやすいよう、普段からの点検やメンテナンスが重要になります。

    定期的にパイプの状態を確認

    建物の壁や天井には、「点検口」が取り付けられている場合が多いです。

    点検口から、天井や壁の中を調査し、配管パイプに異常がないか、雨漏りや漏水の形跡がないかを調査します。
    しかし、こうした調査は、 自分で行うのが困難なこともあるため、基本的には専門業者に依頼するのがベストでしょう。

    専門業者に依頼すると、特殊なカメラやスコープなどを使用し、より精度の高い調査が可能となるため、雨漏りや漏水が起こった場合に、原因の特定もしやすくなります。

    また、建物の壁と外壁の取り合いや、前述したような空調設備の配管など、壁と配管の隙間に施工される防水処理は、経年劣化しやすい部分でもあります。
    シーリングが切れたり、パテが剥がれてしまっていたり、隙間が発生したりする場合には、目視でも確認がしやすいです。

    施工時に耐用年数をしっかり確認し(シーリングの場合は通常3~5年など)、定期的にシーリングの打ち替えや、防水の再施工などをする必要があります。

    配管廻りのゴミを取り除いたり、排水がスムーズに行われるか確認

    屋上やバルコニーなど外部に面する配管や、ドレンの周りはゴミが溜まりやすいため、定期的な掃除をして、スムーズに排水される状態を保つことが重要です。

    特に風の強い日は大量のゴミがドレン周りに溜まったり、配管内部に流れ込む事もあります。
    台風の日などは大量の水やゴミが流れ、詰まりを起こし雨漏りや漏水が起こってしまう事もあります。

    ドレン周りを定期的に掃除しておき、普段からゴミが配管に流れ込まないようにしておくことが重要です。
    また、少しでも配管の劣化が疑われたり、水の流れが悪かったり、雨漏りや漏水が疑われる場合は、水を実際に流してみて、排水が正常に行われているかの確認もしてみましょう。

    まとめ

    まとめ

    今回は、配管周りの雨漏りの原因と対策について解説をしてきました。

    建物の雨漏りには、様々な原因がありますが、「配管」廻りに原因があると、判断が難しいケースがあることがわかったかと思います。
    また、修理をする場合にも自分では困難なケースも多いです。

    壁の配管廻りの防水処理に関しては、施工不良や手抜き工事などのケースも少なくないため、信頼できる業者に施工を依頼する事が重要です。
    信頼できる雨漏り修理業者の選び方は以下の記事で解説をしていますが、リペアルーフでは無料にて相談対応をしておりますので、お気軽にご連絡頂ければと思います。

    配管の詰まり防止など、簡単なことからできる対策もあるため、普段から対策を怠らないこと、定期的な点検をすることで、厄介な配管トラブルを予防しましょう。

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