
- ドローンを使用して屋根の調査をすることがあると聞くけど、安心して利用出来るのだろうか?
- どんなメリット・デメリットがあるのか知りたいな。
近年、ドローンの発達によって、屋根の修理に当たっての調査・点検でドローンが活用されるようになってきました。
屋根の修理を依頼しようと業者へ依頼したところ、ドローンでの調査を提案されたという方もいるのではないでしょうか?
これまで、「目視調査」と「散水調査」が一般的で、それに加えて、「紫外線投射発光調査(発光液調査)や「赤外線サーモグラフィー調査」も使われるようになりました。
数が多くなると、それではドローンでの調査はどのようなメリットやデメリットがあるのか?と気にされるかと思います。
そこで本記事では、以下の観点で解説をしていきます。
- ドローンで調査が行われるようになった背景
- メリット・デメリット
- ドローンを使った場合の調査費用の相場
先にメリットとデメリットとして、どのようなものがあるかというと次に挙げる通りです。
- ドローンを使わないと人が乗って調査することで屋根が壊れる可能性がある
- ドローンを使わないと作業するために足場が必要な時もある
- 業者と一緒に確認ができる
- 飛行禁止区域では飛ばせない
- 航空法などに従わなければならない
- 業者がルールを知らないかも
- 故障するリスク
- 屋根を持ち上げて調査は出来ない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
- Y.Y
- 雨漏り屋根修理歴7年
- ドローンを使用して屋根修理調査を行っている
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ドローンで屋根修理調査が行われる現状

ドローンは、最近テレビなどでも見るようになったと思いますが、空に飛ばすことができる無人機械のことです。
ラジコンの場合は、ただ飛ばすためにありますが、ドローンの場合は、プラス精密機械も組み込まれて、いろいろな作業に役立たせることができます。
屋根修理調査でドローンが使用されている
雨漏りの屋根修理の場合、屋根に登って調査することも多くあります。
屋根に登るとなると、滑って落ちてしまうリスクも決してゼロではありません。
仮にプロの業者であっても、命の危険と隣り合わせで作業をしています。
そのような背景の中、ドローンを活用することで、調査の際のリスクを最小限に留めることができます。
ただし、ドローン調査はメリットだけでなくデメリットもあります。
メリットとデメリットについては、後ほど解説をしていきます。
ドローンに屋根修理調査の機能を搭載
屋根修理の点検の場合、ドローンには基本的に以下2つの機能がついています。
- カメラ
- サーモグラフィー機能(温度感知)
ドローンの機能は上記の通りですが、ドローンをしっかりと操縦できないことには原因を究明することはできません。
なので、基本的にはドローン操縦ができる人がいる必要がありますが、最近では操縦が必要なく屋根の撮影ができるアプリも登場してきています。
以上の事から、安全を優先して、ドローンを利用するようになった屋根修理業者もあります。
ドローンの屋根修理の点検・調査のメリット

それでは、ドローンを使った屋根の調査はどのようなメリットとデメリットがあるでしょうか?
先にメリットについて紹介し、その後でデメリットについて紹介していきます。
1.ドローンを使わないと人が乗って調査することで屋根が壊れる可能性がある
ドローンを使わずに調査する場合、基本は屋根の上に登って調査します。
業者に調査してもらう場合でも、ご自身で調査する場合でも、屋根に登ると場合によっては屋根を傷つけてしまうことがあります。
更に、残念ながら業者の中には、わざと屋根を傷つけて修理費用を多く取ろうとする悪徳業者もいます。
なので、屋根に登らずに調査ができるドローンは、屋根を傷つけないという点でメリットとなります。
2.ドローンを使わないと作業するために足場が必要な時もある
屋根の修理は高所での作業となります。
高さや業者によっては、足場が必要になることがあります。
当然ですが、足場を使うとその分、修理や調査費用が高くなり足場を組み立てる時間もかかってしまいます。
ドローンを使うと足場は必要ないので、点検・調査の時間を短くすることができるのがメリットです。
3.業者と一緒に確認ができる
ドローンを使わない屋根修理調査の選択肢もあります。
優良業者に任せれば、ドローンを使用しないでも点検・調査はスムーズに進行させていくことでしょう。
しかし、ドローンを使用しない調査は、業者によっては屋根の破損状況を依頼した方が確認せずに修理を進めることもあります。
破損個所の写真を撮ってもらえれば済む話ですが、ドローンの場合は基本的に業者と一緒に破損個所を確認することになります。
そのため、現在の屋根の状況をしっかり確認できるという面でもメリットと言えます。
ドローンの屋根修理の点検・調査のデメリット

続いて、ドローンを使った屋根修理の点検・調査のデメリットについて見ていきましょう。
1.飛行禁止区域では飛ばせない
ここまで読んでいただいて、ドローンのメリットを感じた方も多いと思いますが、ドローンは飛ばせるエリアが限られています。
「飛行禁止区域」というものが存在し、そのエリアにお住まいの場合はドローンを使用することができません。
ドローンは、使い方によっては兵器にもなりうるものなので、国も安易にどこでも飛ばしていいですよとは言っていないのです。
2.航空法などに従わなければならない
自動車を運転する際にルールがあるようにドローンにも以下のようなルールがあります。
- 航空法
- 小型無人機等飛行禁止法
- 道路交通法
- 民法
- 電波法
- 都道府県、市町村条例
上記の法律をしっかりクリアすることができた場合のみ屋根修理の点検・調査を行うことができます。
例えば、航空法について言えば、ドローンは日中明るい時間に飛ばす必要があります。
また目視することができる範囲である必要があります。
なので、雨漏り点検・調査にドローンを使いたいと思っても使うことができないことがあります。
3.業者がルールを知らないかも
上記で挙げた法律を業者があらかじめ知っているだろうと楽観した気持ちでいると痛い目を見ることがあります。
業者がルールを知らなかったり、ルール違反を起こしてしまうこともありますので、利用する人たちも、ドローンに関する最低限の法律の知識を知っておくことが大事です。
雨漏り点検・調査を依頼しただけなのに、おかしなトラブルに巻き込まれたいとは誰も思わないですよね。
また、ドローンの屋根修理の点検・調査は、風が強い日、雨が降っていたりしたら使用することができなくなります。
それでも業者は、スケジュールの関係上で強行的手段に出てしまうことがあるかもしれません。
そこでトラブルが起きたら、あなたも巻き込まれてしまうことになります。
利用する人たちも、「こんな天候で飛ばして大丈夫なのかしら…」という不安な気持ちは持つ必要があるのではないでしょうか。
4.故障するリスク
ドローンは機械なので、当然故障するリスクもあります。
慣れない業者が行えば、操縦ミスが起きてしまうかもしれません。
もしも、ドローンが墜落してしまったら以下のような問題が発生することもあります。
- 家にぶつかったら家が壊れてしまう
- 人に当たれば大ケガしてしまう可能性もある
- 近所の人たちにもドローン調査で迷惑をかけてしまうこともある
信頼できる業者の場合、あらかじめドローンで屋根修理の点検・調査を行う場合、近所の方々に知らせることもしてくれています。
リーズナブル料金を提供している業者についつい目が行ってしまうのかもしれませんが、やはりドローンで調査する場合は優良業者に依頼する気持ちを持ちたいものです。
5.屋根を持ち上げて調査は出来ない
ドローンはとても画期的機械です。
ですが、当然ながらドローンにも限界があります。
雨漏りなど屋根の不具合の原因は屋根の表面上だけとは限りません。
中には、屋根を持ち上げて調査しないとわからないケースもあり、屋根の内側を見るのはドローンでは不可能です。
なので、結局屋根修理業者が屋根に上がってちゃんと調査をすることになるというケースもあります。
※場合によって、ドローン調査に依存している業者は、ドローンではわからないことを見逃してしまうこともあるかもしれません。
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ドローンの屋根修理の点検・調査はどの程度費用がかかるの

ここまでドローンを使った屋根の調査・点検の背景やメリット・デメリットについて紹介しました。
それでは、ドローンを使った雨漏り点検・調査はどれくらいの費用がかかるでしょうか?
5,000~30,000円が相場
ドローンを導入しようと思えば、業者では高いお金を支払いしなければなりません。
それが、やはり利用者の支払い料金にも反映してしまいます。
ドローンを利用するために、あらかじめ確認作業も必要なので、一回利用するだけでも時間もかかります。
業者に依頼してドローンを使う場合、5,000~30,000円程度が相場となります。
以下の記事で雨漏りの修理費用の相場は紹介していますが、目視確認で30,000円前後なので、それほど高額というわけではありません。
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ただし、家の作りや業者によって費用が変わってくるので、相見積もりを取って適正価格を見極めることが大事です。
無料の業者もある
屋根や外壁の業者に依頼した場合、無料でOKとか、リーズナブル料金のことがあります。
無料提供している業者は、ドローンを扱っている企業と提携をして、いつもリーズナブル料金で利用することができるからです。
しかし、ドローンが使用できるか業者側で確認するのも時間がかかってしまうものです。
事前に時間がかかってしまったものに対しても無料なのかしっかり確認するといいでしょう。
ドローン調査は無料だけど結果的に修理や工事金額が高額になるという場合もあります。
まとめ

今回は、ドローンを使った屋根修理の調査・点検について紹介してきました。
結局のところ、ドローンを使った調査・点検は画期的な方法ではありますが、しっかり原因調査をするとなると屋根の内部まで見られない分、難しいと言えます。
費用面で見ても、一般的に使われる散水調査とあまり変わらないので、特別な理由がない限りドローンを使った調査は使わなくても良いでしょう。
リペアルーフでは、しっかりと実績を持った職人が原因を突き止めた上で修理をさせて頂くので、もし雨漏りや屋根修理についてお困りの場合はお気軽にご連絡ください。
ご相談やお見積りについては、無料にて対応しております。
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