雨漏り修理の費用はいくら?相場を知って賢く雨漏りを修理しよう
  • 雨漏りが発生してしまったけど、修理するにはいくらくらいの費用がかかるのだろう?
  • なるべく費用を抑えて修理するためにできることはあるかな?

突如発生してしまった雨漏り。
初めて雨漏りを経験するという方は不安な気持ちでいっぱいですよね。

自分で修理できればいいものの、基本的に雨漏りの修理は専門の修理業者にお願いするのがベストです。
なので、修理するにあたってどれくらいの費用がかかるのか気にされて本記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか?

雨漏りと一口で言っても、様々な発生原因や発生箇所・症状があるため一概にこの料金というのは難しいです。
とはいえ、細かく見れば費用の相場というものがあるので、様々な状況に合わせた料金相場を本記事で紹介していきます。

先に結論を知りたいという方向けに、発生箇所別で修理費用の相場を見ると下記の通りです。

調査費用の相場
目視調査 3万円前後
散水調査 3万円~10万円
紫外線投射発光調査(発光液調査) 10万円~25万円
赤外線サーモグラフィー調査 20万円~30万円
屋根の修理費用の相場
コーキング補修 5万円~20万円
瓦のズレの修理・交換 1万円~5万円
漆喰の補修 2万円~40万円
棟板金の交換 3万円~15万円
雨樋の撤去や交換 10万円~40万円
屋根全体の塗装 30万円~90万円
屋根全体の交換・葺き替え 60万円~200万円
カバー工法(重ね葺き) 70万円~150万円
外壁の修理費用の相場
コーキング・ひび割れ補修 5万円~10万円
コーキングの打ち替え 10万円~50万円
外壁塗装 60万円~160万円
全体のリフォーム 120万円~300万円
天井の修理費用の相場
天井の張り替え 20㎡あたり10万円前後
下地まで腐食している場合 上記プラス5万円
ベランダの修理費用の相場
防水シートの補修・コーキング補修 3万円~20万円
下地まで腐食している場合 25万円前後
窓枠(サッシ)・天窓の修理費用の相場
コーキング補修・窓枠の補修 3万円~25万円
天窓周囲の清掃 3万円~4万円
天窓の交換 20万円~90万円

詳しくは、本記事で紹介していきますが、いずれにおいても雨漏りをしっかりと修理したいのであれば、専門業者に見積もりを依頼するのが必須といえます。
というのも、雨漏りは専門業者であっても原因をしっかりと究明することが困難だからです。

さらには、修理業者によっても値段が変わってきたりという側面もあるため、費用相場を把握しない状態で修理を依頼してしまうと余計な費用がかかってしまう(悪徳業者に引っかかってしまう)可能性があります。

心配せずに雨漏りを修理するために、本記事では次の観点で解説をしていきます。
  • 雨漏りの修理費用が変わる理由
  • 原因調査にかかる費用の相場
  • 発生箇所別に修理にかかる費用の相場
  • 見積もり~修理を依頼する流れ
  • 修理費用を抑える/無料にするために大事なこと

心配せずに修理するためのコツも合わせて紹介していくので、雨漏りの悩みから解消されたいという方は是非参考にしてみてください。

本記事の執筆者
  • M.N
  • 雨漏り修理歴5年
  • 主に瓦屋根の修理を得意とする
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雨漏り修理のトータル費用はさまざまな要素で大きく変わる

それでは、雨漏りの修理費用相場を見る前にどのような場所で雨漏りの修理費用が決まるのかについて紹介していきます。
大きく6つの要素によって変わってくるので、それぞれ見ていきましょう。

1.修理業者による違い

一つ目の要素は、修理業者による違いによるものです。
同じような修理をする場合においても、例えば、A社・B社・C社に相見積もりを取ってみると金額のズレが発生します。

材料費や人件費・出張費などそれぞれの単価設定が違うのが要因ですが、もう一つ大きな要因としてどのような形でサービスを提供しているかという点もあります。
分かりやすく見ると、雨漏りの修理をお願いする業者は下記のいずれかとなります。

  • 雨漏りを修理してくれる業者や工務店・ハウスメーカーなどに直接依頼
  • 大手のハウスメーカーなどに依頼をして、実際の修理は下請け業者
  • 色々な修理業者と提携している仲介業者を挟んでの依頼

インターネットで「雨漏り修理」と検索して出てくる業者は上記のいずれかに当てはまります。
当然ながら、一番最初の直接依頼する場合が仲介費用などを含まないため一番安くなります。

ただし、注意点として良い業者をあなた自身が見極めるという必要が出てきます。
最近では巧妙な手口を使ってくる悪徳業者もいるため、プロではないあなたが悪徳業者を見極めるのはかなり困難です。

なので、一番失敗なくコストを抑えられるのは、最後の仲介業者を挟んでの依頼となります。
仲介業者を挟んだ場合の依頼を図で表すと下記の通りです。

仲介業者

基本的に仲介業者が優良業者を選定した上で、あなたにマッチした業者を紹介してくれるので失敗が少なく済みます。

2.見積もり費用の有無と金額

続いて二つ目の要素としては、見積もり費用があるかどうかの違いです。
雨漏りを修理する時の基本的な流れとしては、下記の通りです。

  1. 雨漏りの修理業者を探す
  2. 良いと思った業者に見積もりを依頼する(最低3社以上への見積もりがおすすめ)
  3. 見積もり内容を見てどこに依頼するかを判断する
  4. 依頼すると決めた業者に雨漏りを修理してもらう

見積もりは基本的に複数業者に依頼をして比較検討するのがおすすめですが、中には見積もりだけで費用を請求してくる業者がいます。
見積もりの費用は数千円ですが、無料で見積もりをしてくれる業者が多いので、見積もり費用がかからない業者を選ぶことが大事ですね。

3.出張費の有無と金額

三つ目も、業者によってあるかどうか変わってくる要素で、出張費の有無です。

特に地方の山奥や人里離れた場所、極端に狭い通りなどに面している場合は出張費がかかる場合があります。
ただし、それ以外の居住地などであれば基本的に出張費はかからないと考えていいでしょう

中には、見積もりだけでも出張費がかかる場合もあるので、見積りや修理を依頼する前に出張費がかかるかどうかはしっかり確認することが大事です。

ちなみに修理の作業費用に出張費を上乗せしている業者もありますが、こればかりは見極めるのが少し困難と言えます。
なので、上記でも触れた通り相見積もりを取ることで極端に修理費用が高くないかというのを確認すると良いでしょう。

4.雨漏りの症状や原因

続いて4つ目の要素が一番費用が変わってくる部分ですが、雨漏りの症状や原因によるものです。

詳しくは後ほど発生箇所別に修理費用・リフォーム費用の相場を紹介しますが、数万円で修理できるものから100万円以上かかるようなものがあります。
特に屋根全体のリフォームが必要であったり、雨漏りを放置したことによって一箇所でなく複数箇所まで影響が及んでいる場合は費用が高くなります。(詳細は後述

雨漏りの原因や症状は表面上だけを見ただけだと判断がつかないことが多いです。
なので、しっかりと雨漏りの原因や症状を説明してくれる業者を選ぶことも大事と言えます。

5.原因調査の方法

次に原因調査の方法によっても費用が変わってきます。
原因調査のそれぞれの費用相場については次に紹介していきますが、原因調査の方法が大きく4つあります。

  • 目視での調査
  • 散水しての調査
  • 紫外線投射発光調査(発光液調査)
  • 赤外線サーモグラフィー調査

一般的なのは散水調査ですが、修理業者によって他の調査方法を用いる場合もあるので、どの方法で調査をしてくれるのかしっかりと確認するようにしましょう。

6.実際の修理費用

最後に費用は変わる要素としては、実際の修理費用による違いです。
実際の修理費用といってもイメージがつかない方もいると思いますが、具体的に言うと下記のような費用となります。

  • 修理する人の人件費(当然人数により変わる)
  • 修理に必要な材料費
  • 足場が必要な場合は足場を組み立てる費用

雨漏りの修理費用として、大きく影響してくるのは上記の三つの要素です。
最初に触れた通り業者によって単価が異なるので、相見積もりを取ることで妥当な金額を知ることができます。

雨漏りの修理費用が決まる6つの要素を見てきましたが、続いて原因調査の費用や発生箇所別の修理費用の相場について詳しく見ていきましょう。

雨漏り修理する上で原因調査する際の費用相場

ここから各費用の相場について詳しく見ていきましょう。
まずは、雨漏りの原因調査に関する費用の相場を紹介していきます。

前提:原因を特定するのはプロでも難しい

前提として、雨漏りの原因をしっかりと特定するのはプロの目でも困難です。
その理由は大きく下記の2点があります。

  • 建物内部の深いところに問題がある可能性がある
  • 雨漏りの原因の一つとは限らない

「雨漏り診断士」という資格があるほど雨漏りの修理は色々な知識や経験が必要となります。
上記2点について具体的にどういうことか見ていきましょう。

建物内部の深いところに問題があることも

雨漏りが発生している原因が表面上で明らかであれば良いですが、ほとんどのケースではそういうわけにいきません。
建物の内部を詳しく見てみないとわからないことがよくあり、いくつか例を挙げると下記のような場合があります。

  • 天井のシミがあるからと思って天井が問題ではなく屋根が問題であるケース
  • 屋根の瓦がズレているのが原因と思ったものの、屋根の下の防水シートが劣化しているケース
  • 屋根が割れたのをコーキングで直したものの、補修したことによって雨水の通り道が変わって雨漏りが止まらないケース

他にも色々と複雑な要素で変わってくるので、専門家であれど特定するのが難しいわけです。

原因が一つでないことがある

また、雨漏りの原因が一つであればいいですが、複数の事象が原因となって雨漏りが発生しているケースもあります。

例えば、

  • 瓦がずれている+防水シートが腐食している
  • 窓枠のコーキングが剥がれている+雨樋が壊れている

といったように、一つの原因を崩したところで雨漏りが直らないということがあります。

なので、実は雨漏りを修理する上で一番重要なのは原因を究明することなのです。
しっかりと原因を究明するために四つの方法が多く用いられており、それぞれの費用相場は下記の通りとなっています。

1.目視調査での費用相場

まず一番簡単な目視でも調査ですが、費用相場は3万円前後です。
専門家の目で状況を確認して、雨漏りがどういった原因で発生しているかを究明します。

2.散水調査での費用相場

二つ目の方法が一番多く使われる散水調査です。

雨が降っているのを想定して、雨漏りが発生していると疑わしい部分に水を撒いてどこが原因で雨漏りが発生しているかを確認します。
散水調査自体は、3万円~10万円くらいとなっています。

プラスで散水するのはご自宅の水道水を使うので、水道代がかかります。

3.紫外線投射発光調査(発光液調査)での費用相場

続いて三つ目は、紫外線投射発光調査というものです。
簡単に説明すると、紫外線に反応する専門の調査液を雨漏りが発生していると疑わしい部分に散布し、屋内から紫外線を投射することで雨漏りの侵入箇所が特定できるという方法です。

最近用いられるようになった方法ですが、費用相場は10万円~25万円となっています。

4.赤外線サーモグラフィー調査での費用相場

最後の四つ目の原因調査の方法は、赤外線サーモグラフィー調査です。

費用相場としては、 20万円~30万円ほどで熱画像による雨水の溜まり具合を確認する手段となります。
金額だけ見ると一番高額な方法となりますが、それだけ雨漏りの原因を正確に突き止めることができます。
また、熱画像を見せてもらうこともできるので、安心して修理を依頼することが可能です。

原因調査の方法は、それぞれの手段でメリットデメリットがあるので、見積もりの際に相談してみると良いでしょう。
また、雨漏りの発見方法について下記の記事でも詳しく解説してるので併せて参考にしてみてください。

【発生箇所別】雨漏りの修理費用・リフォーム費用の相場

原因を究明した後に具体的に雨漏りの修理やリフォームにどれくらいの費用がかかるのか、発生箇所別に紹介していきます。
冒頭でも一部触れていますが、雨漏りが発生する箇所で代表的なものは下記の5つです。

  • 屋根
  • 外壁
  • 天井
  • ベランダ
  • 窓枠・天窓

それぞれの発生箇所別に修理費用の相場を見ていきましょう。

屋根での雨漏り発生

屋根での雨漏り発生

まず、最も雨漏りが発生しやすい屋根の修理費用について見ていきます。
当然ながら、修復する部分の面積が増えれば増えるほど料金が高くなるのと足場が必要な場合はさらにプラスして料金がかかってきます。

屋根の雨漏りの修理費用が決まる要素として大きいのは、どのような修理を行うのか?ということです。
修理の内容別にそれぞれの相場を見ると下記の通りとなっています。

コーキング補修

コーキング補修は、屋根の軽い修理として用いられるものです。
コーキング専用の道具を使って防水コーキングを行いますが、費用の相場は5万~20万円です。

瓦のズレの修理・交換

続いて、瓦屋根で瓦のズレの修理や瓦の交換をする場合の費用相場は、1~5万円です。 ただし、修理や交換する瓦の数が多くなればなるほど料金は高くなります。 1枚当たりの修理や交換費用が1万円くらいと認識しておくと良いでしょう。

漆喰の補修

漆喰は瓦屋根だけでなく、壁や天井などさまざまな建築で使われています。

瓦屋根に関していうと、屋根の棟と瓦の間の隙間を埋めることで、雨風から守る役割があります。
定期的にメンテナンスをする必要がありますが、メンテナンスを怠って漆喰の部分から雨漏りが発生している場合、2万~40万円くらい(補修面積による)の費用がかかります。

棟板金の交換

棟板金は、屋根の一番てっぺんの部分です。

破損している場合に棟板金を交換する際は、3万~15万円くらいかかります。

雨樋の撤去や交換

続いて雨水の通り道となる雨樋ですが、撤去や交換の費用相場は10~40万円です。
ただし、大がかりな修理の場合は80万円くらいかかることもあります。

上記のように、屋根の修理と一口でいっても、修理箇所によって大きく費用が変わります。
なので、修理業者から見積もりを出してもらったら、どの部分の修理かをしっかり確認して妥当な金額か見ると良いでしょう。

屋根全体のリフォーム(交換/葺き替え)

屋根の修理でここまでに挙げた部分は今日は軽微な修理ですが、大がかりなリフォームとなるとさらに料金が高くなります。
リフォームもどのような作業かによりますが、下記のような費用相場です。

  • 全体の塗装:30~90万円
  • 交換/葺き替え:60~200万円
  • カバー工法(重ね葺き):70~150万円

大掛かりな修理でリフォームするとなると、100万円はかかると見ておいた方が良いでしょう。

外壁での雨漏り発生

外壁での雨漏り発生

屋根に続いて見るのが外壁の雨漏り修理です。
外壁も軽微な一般的な修理と全体的な張り替えのリフォームで大きく費用が変わってきます。

一般的な修理費用

まず、外壁の一般的な修理費用の相場ですが、下記の通り修理の内容によって修理費用が決まります。

  • コーキング・ひび割れ補修:5~10万円
  • コーキングの打ち替え:10~50万円
  • 外壁塗装:60~160万円

軽いひび割れ程度であれば数万円~10万円ほどで済みますが、外壁全体を塗装する場合は100万円前後かかってしまいます。
なお、外壁に関しても足場が必要な場合は更に金額がプラスされます。

リフォーム費用

外壁の表面上だけでなく、内部を含む全体が劣化してしまっている場合は外壁の張り替えが必要となります。

全体的な外壁の張り替えや今の外壁に重ねて張る場合、120~300万円の費用がかかります。

天井での雨漏り発生

天井での雨漏り発生

天井に関しては、屋根・外壁・配管などさまざまなものが原因である可能性があります。
なので、天井の修理に留まらないケースが多いですが、天井の張り替えだけ見ると20㎡あたりで10万円前後が費用相場です。

更に、下地まで腐食していて修理が必要な場合はプラス5万円くらいかかると見ておいた方が良いでしょう。
※外壁や屋根に問題がある場合は、上記に加えて外壁や屋根の修理費用がかかります。

ベランダでの雨漏り発生

ベランダでの雨漏り発生 ベランダやバルコニーは主に防水シートの破損や経年劣化によって発生します。

防水シートの補修やコーキングなどの一般的な修理であれば3万~20万円ほどで済みます。

天井と同様に、ベランダ・バルコニーの下地まで腐食している場合は、25万円近くかかると見ておいた方が良いでしょう。
また、ベランダやバルコニーの階下が部屋の場合、階下の天井を修理する場合もあるので、その時はプラスでお金がかかってきます。

窓枠(サッシ)・天窓での雨漏り発生

窓での雨漏り発生

最後に、窓枠や天窓での雨漏りですが、ほとんどがコーキングの劣化によるものです。

一般的な修理費用

軽微な修理であれば下記の通り、数万円から修理することが可能です。

  • コーキング補修・窓枠の補修:3~25万円
  • 天窓周囲の清掃:3~4万円

リフォーム費用

上記で挙げたコーキング補修や天窓周囲の清掃で済まない場合、天窓を交換するケースもあります。
その場合、天窓の交換で20万~90万円くらいがかかります。

また、天窓周辺の瓦が傷んでいる場合は瓦の交換が必要となるので、プラス数万円かかることになります。

火災保険を使えば雨漏りは無料で修理できることも

ここまで雨漏り修理の費用について解説をしてきました。
小規模の雨漏りであれば数万円で済みますが、大規模な工事になると100万円以上かかってしまうこともあります。

なので、雨漏りが発生したらまずは火災保険の加入有無・内容を確認するようにしましょう。
というのも、火災保険によって雨漏りを無料で修理できることがあるからです。

火災保険の内容にもよりますが、下記のようなケースでは火災保険が適用されることが多いです。

  • 台風による雨漏り
  • 強風による雨漏り
  • 積雪による雨漏り

完全無料にはならないものも、何割か負担してもらえる可能性があるので火災保険の内容はしっかりと確認したほうが良いといえます。

また、築10年未満の物件であれば施工不良の可能性があり、瑕疵担保責任によって施工業者の負担で修理をしてもらうことが可能です。
もし、新築で家を購入したのに10年以内に雨漏りが発生してしまったという場合は施工業者に連絡するようにしましょう。

雨漏りを修理するなら、まずは無料で見積もりを依頼しよう

あなたが住んでいる家が築10年以上経っているのであれば、雨漏りの専門業者に見積もりを依頼して修理をしていく必要があります。
心配せずに雨漏りを修理するために、見積もりから修理業者の選定の流れを紹介します。

見積もり手順1.雨漏りの状況を確認

まず最初に雨漏りの状況を確認しましょう。

雨漏りの状況を確認するチェックポイントとしては下記の通りです。

  • 雨の量・・・雨漏りが発生するのはどれくらいの雨が降っている時なのか
  • 雨が降り続いた時間・・・短時間での雨でも雨漏りが発生するのか、一定時間雨が降り続いた場合にのみ雨漏りが発生するのか
  • 風の強さ/向き・・・雨漏りが発生している時に風が吹いているかどうか、風が吹いている場合はどういう向きに風が吹いているか

上記をしっかりと把握しておくと雨漏りの修理業者も原因を特定する強い味方となります。
一定の条件で雨漏りが発生するのであれば、しっかりとその条件を伝えられるようにしましょう。

また、建物自体の状況についても整理しておくことをおすすめします。

  • 築年数はどれくらいなのか
  • 過去に雨漏りなど工事の経験があるか

仮に雨漏りが再発したということであれば、以前に修理してくれた修理業者によっては保証の範囲内で無料でやってくれることもあります。
予想の範囲内であれば、同じ修理業者に連絡してみると良いでしょう。

見積もり手順2.無料で見積もりできる業者を2~3社選ぶ

続いて、無料で見積もりをしてくれる業者を2~3社選びましょう。
雨漏りの修理業者の選び方については下記の記事で詳しく解説をしていますが、見積もりと出張費が無料でやってくれる業者に複数見積もりを依頼し比較検討することがおすすめです。

なお、リペアルーフでは見積もり・出張費・相談費用すべて無料で対応できますので、相見積もりを取る一社として加えていただければと思います。

見積もり手順3.現地調査を依頼する

見積もりは現地にて状況を確認してもらうのが重要なので、業者に確認しに来てもらいましょう。

仮に現地の状況を見ずに見積もりを出す業者がいますが、状況を正確にわからないまま見積もりを出されると後々に追加請求される恐れがあります。
上記で触れた通り、見積もり・出張費が無料でかつ現地で調査をしてくれる業者に見積もりをしてもらうようにしましょう。

見積もり手順4.業者の対応の良さを確認する

現地調査してもらったら、業者が対応の良し悪しをうっかりと確認するようにしましょう。
特にチェックするべきポイントとしては下記の5つです。

  • 現地調査を依頼した時の対応:電話やメールでのやり取りで気持ちよくやり取りができるか
  • 現地調査に来た時の対応:車の止め方や言葉遣いなどトータルで見て信頼できるか
  • 現地調査してくれる時の対応:隅々からしっかりと見て雨漏りの状況がわかるような写真撮ってくれるか
  • 業者が帰る時の対応:見積もり完成時期など今後の対応が明確か、調査前から移動したものなどが現場復帰されているか
  • 業者が帰った後の対応:お礼の連絡があったか、スケジュール通り見積書が完成したか

当たり前のような内容を含まれますが、しっかりと妥協せずに見ることが重要です。

見積もり手順5.見積書の内容を確認する

見積書が完成したら郵送で送ってくれる場合もありますが、しっかりと見積書の内容を説明してもらうことをおすすめします。

初めて雨漏りが発生した場合は特に、建物には専門用語があったり特殊な作りがあったりと分かりづらい部分があるため、見積書を見ただけでは内容を理解することができません。
また、一日で終わるような修理であればいいですが、場合によっては雨漏りの修理が複数日~数週間かかることもあります。

見積書は修理の金額が書かれているだけでなく、修理プランも書かれているものです。
どんな修理を行うのか、どのようなスケジュールで修理していくのか、しっかり内容を把握するようにしましょう。

見積もり手順6.見積書の内容や対応の良さを比較する

見積もりを依頼した業者から全ての見積書が出たら、見積書の内容や見積もり・現地調査の時の対応の良さを比較してみましょう。
安いに越したことはないですが、安いだけで選んでしまうと後々後悔することもあります。

心配せずに業者を選ぶために、特に下記のポイントについて見比べてみましょう。

  • 「この人に任せたい」という気持ちが生まれたかどうか
  • ?修理の内容が納得いくものであったか
  • 上記で紹介した相場に近い金額だったか
  • アフターフォローはしっかりしているか
  • 不安に感じる部分が残っていないか
  • あなただけでなく家族も納得いく業者か

見積もり手順7.依頼したい業者を決める

手順6でいくつかの業者を比較した上で、依頼したい業者をひとつに決めましょう。
色々と見るポイントがあるかもしれませんが、雨漏りの修理業者は1回きりではなく長期で付き合いが続く可能性もあります

何かに妥協して決めてしまうと、雨漏りが発生する都度またゼロから業者選びをする必要が出てきてしまいます。
その手間を減らすためにも、一番最初に雨漏りの修理をお願いする業者をしっかり選定することが大事です。

しっかりと納得いく業者を選びましょう。

なお、2019年に実施されたアンケート調査でリペアルーフは三冠を達成しました。

スピード・顧客満足度・価格満足度で定評があると言えますので、ぜひ気軽に一度ご相談いただければと思います。

【03月26日 23時46分現在】ただ今の時間、お電話すぐに対応いたします。お気軽にご相談ください。
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【おまけ】雨漏りの修理費用を抑えるために大事なこと

最後に、雨漏りの修理費用を抑えるために大事なことについてお伝えします。
修理費用を抑えるだけでなく、大切な家を長く住み心地良いものにするために大事なことなので是非理解していただければと思います。

定期的に点検をしてもらう

まず一つ目に大切なことは、定期的に建物の点検をしてもらうということです。
屋根や壁・窓は常に雨風や雪にさらされています。

当然ながら時間が経つにつれて経年劣化により痛んできたり摩耗したりとガタが来てしまうものです。
雨漏りを発見してから対処する場合と事前に防ぐ場合を比較すると、明らかに後者の方が費用を抑えることができます。
各部分で寿命・耐用年数があるので、それぞれの年数に合わせてしっかりと点検してもらうことをおすすめします。

ベランダや屋上:5年~15年おき

まずベランダや屋上は5年~15年おきに塗装・防水工事を行うのが理想的です。
特に雨ざらしになっているようなベランダや屋上は定期的に行うことをおすすめします。
メンテナンスの施工内容と費用相場は下記の通りです。

  • 5年おき:床表面のトップコートの塗装(10㎡以下なら2~5万円)
  • 10~15年おき:防水層のリフォーム(10㎡以下なら4万~12万円)

雨漏りが発生してから修理を行う寄りも、長期的に見ると安く済みます。

外壁・屋根:10年

外壁や屋根に関しては10年サイクルでメンテナンスを行うことをおすすめします。
日頃から目に見える外壁は異変に気づけることもありますが、屋根はなかなか見る機会がないため、異変があっても気づきづらいです。

下記はいずれも10年前後が耐用年数となるため、10年おきに業者に点検してもらうことが大事なわけです。

  • 外壁や屋根の塗膜
  • 棟板金や漆喰の間を埋めるコーキング
  • 屋根の漆喰や棟板金

窓・天窓:10年~20年

窓や天窓に関しても、10年~20年に1回はメンテナンスすることをおすすめします。
雨や隙間風を防ぐために窓と壁の間・天窓と天井の間にパッキンがついているので、10年~20年に一度は交換すること、必要な場合はコーキング補修もすると良いです。

また、ゴミや埃が溜まっている場合は定期的に清掃するようにしましょう。

台風や強風の後気になる時は来てもらう

メンテナンスと合わせて2つ目に大事なことは、台風や強風・雹が降った後など、気になる時は専門業者に点検で来てもらうことです。
台風などの直後は雨漏りが発生しなかったとしても、その時にできた損傷が時間を経つにつれてひどくなり雨漏りに発展するケースがあります。

事前に雨漏りを防げれば数万円で済んでいたところ、雨漏りが発生してからの対応となってしまって数十万円請求されてしまうことも珍しくありません。
強風や大雨で屋根や壁の状況が気になる場合は、専門業者に点検に来てもらうようにしましょう。

一方で高額になるケース

費用を抑える一方、高額になるケースを3つ紹介します。

経年劣化が激しい

まず一つ目は経年劣化が激しい場合です。
上記で耐用年数やメンテナンスがおすすめな周期を紹介しましたが、メンテナンスや補修をせずにいると雨漏りが発生した際に高額になるケースがあります。

たとえるなら、定期的に掃除をしていれば一回当たりの大変さは少ないものの、掃除せずに放置していたら汚れがこびりついて掃除するのが大変と同じ原理です。

おおがかりな調査

2つ目は、大がかりな調査が必要な場合も修理費用が高額になる可能性があります。
上記で調査に必要な費用相場を紹介しましたが、中には一つの調査方法だけでは原因が明確にならないということも起こりえます。

散水調査をして赤外線サーモグラフィー調査をして初めて雨漏りが発生した原因の全量がわかるということもあるので、そういった場合は調査費用が高くなります。

放置してしまった場合

最後は、雨漏りを放置してしまった場合です。
雨漏りは放置してしまうと下記のような二次被害を引き起こします。

  • 被害の規模が広がる
  • 建物の表面だけでなく内部も腐食してくる
  • シロアリの被害を受ける場合もある

雨漏りを発見した時に修理していれば数万~数十万で済んだものの、二次被害が発生したことで100万~数百万かかってしまうケースもあります。

まとめ

今回は雨漏りの修理費用について詳しく解説をしてきました。

なるべく安く雨漏りを修理したいのであれば、なるべく早めに複数業者に相見積もりを取ってあなたにマッチした業者を見つけることが不可欠です。

リペアルーフではお住まいに対応している優良業者をマッチングさせて頂きます。
途中でも書いている通り、相談や見積もり・出張費は完全無料ですので、相見積もりを取る1社として入れていただければと思います。

【03月26日 23時46分現在】ただ今の時間、お電話すぐに対応いたします。お気軽にご相談ください。
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