台風で発生する雨漏りの原因と的確な対策方法をプロが解説
  • 「台風で雨漏りがしたら、どう対応したらいいのかわからない」
  • 「台風に備えて雨漏り対策をしたい」

台風による雨漏りの被害は年々増しています。

そもそも、台風で雨漏りが発生する原因というのは一体何があるのでしょう?
そして、どのように対策をすればよいでしょうか?

知っていると知らないとでは、被害の差が大きく変わってきます。

なので、本記事では台風の際に知っておいて役に立つ雨漏り対策を紹介していきます。
また、実際に雨漏りした際にやっておくべきポイントもあわせて紹介するので、是非参考にして頂ければと思います。

本記事の執筆者
  • M.N
  • 雨漏り修理歴5年
  • 主に瓦屋根の修理を得意とする
【12月08日 12時03分現在】ただ今の時間、お電話すぐに対応いたします。お気軽にご相談ください。
【12月08日 12時03分現在】
お電話すぐに対応いたします。

台風で雨漏りする原因とは?

台風による雨漏りの原因

台風の際に発生する雨漏りについて解説します。

雨漏りが起きるところ

台風の時に発生する雨漏りは通常の雨漏りとは場所が異なります。

強風に伴って、横から打ち付けるような雨や、下から舞い上がるような雨によって発生するのが特徴的です。
真っ先に「屋根が原因なのでは?」と考えられる方も多いかと思いますが、換気扇や通風口などに入る雨も台風時によく見られます。

風圧がかかった雨なので被害は広範囲に発生します。

雨漏りは放っておくと大変なことに

内部の腐食で家全体が弱っていく

当然のことですが、雨漏りは外から中へ雨が入ってくるのでその経路自体も必ず濡れています。
目に見えるところだけをその場繋ぎの修復しても、内部は知らないうちにどんどん腐食して弱っていきます。

いずれ、それが家全体にダメージを与えていきます。

シロアリが発生する

シロアリは湿気の多いところによく発生する生き物です。
家の内部が雨漏りで濡れていると必ずと言っていいほどシロアリがやってきます。

柱や壁など何でも食べてしまうので 家全体がもろくなってしまいます。
地震が発生した際などは、かなり危険な状態になっていてもおかしくありません。

カビによるアレルギー

雨漏りで家全体が湿気に包まれてしまうと、自然とカビが発生しやすくなります。
そこではアレルギーや喘息が発生する可能性もあります。

人体への被害も考えられますので雨漏りの放置はリスクがかなり高いです。

今すぐできる台風による雨漏りの対策方法

台風による雨漏りの対策方法

台風による雨漏りについて知ったところで、次は、その雨漏りの対策について見ていきましょう。

チェックしておくべき箇所

台風で雨漏りした際にとる行動として、最も大切なことは「雨漏りがどこで発生したか」という原因を明確にすることです。
ただやみくもに修理しても、雨漏りは想像以上に深刻な事態を引き起こす可能性があります。

原因を突き詰めない限り、完璧な修復は困難と言えるでしょう。

1.外壁(ひび割れ)

コーキングの劣化・壁材の劣化によって生じるひび割れや剥がれが原因です。
あまり壁のメンテナンスをしてこなかった場合であれば、雨漏りが起こりやすいと考えられるでしょう。

2.サッシ

窓のサッシ部分も雨漏りが考えられる箇所です。

特にサッシ同士の境にある隙間やそこの防水処理の不具合などが原因で雨漏りが起こります。
サッシの存在自体が劣化している場合も注意が必要です。

3.換気口

横から降ってくる雨が多い台風の場合、換気口にそのまま雨が入ってしまうケースがあります。

換気口と外壁の隙間を埋めるコーキングの劣化や、その防水カバーのひび割れなどがないかどうか見てみましょう。

4.屋根

屋根の素材にひびが入っていたり、釘が浮いてしまっていると雨漏りが発生します。
特に日本では瓦屋根の家がが多いので、台風の強い風でその間に隙間が生じてしまうことが原因としてよく見られます。

雨漏り対策に役立つグッズの使い方

雨漏りが発生しやすい時期や、台風が来るのが分かっているのであれば、事前に対策をしておきたいですよね。
それに、ただ対策といっても、何から始めればいいのかイメージが付きにくいですよね。

専門業者が使うような道具なんて持ち合わせていないし、補修の具体的なやり方も分からないという方が多いと思います。
そこで今回は、すぐに手に入る可能な範囲で用意できる対策グッズと、その使い方をまとめました。

※それぞれ参考までに商品例を紹介しています。

防水テープ

雨水の侵入箇所に貼っておきましょう。

屋根や外壁などのひび割れがあるところを重点的に貼ります。
加えて、窓のサッシ の隙間も忘れずに貼っておきます。

テープの種類としては、水漏れ防止用のテープを用意します。

防水スプレー

屋根や外壁のひび割れがある箇所にスプレーをかけていきます。
スプレーは広い範囲で雨漏りの侵入を一時的に防げる効果があります。

ただ、スプレーをかけた後、乾燥させる必要があるため、前もって雨が降らない晴れた日にかけるようにしましょう。

防水コーキング材

雨漏りの原因となるひび割れの隙間に塗ります。

コーキング材の種類は様々ありますが、変形シリコン系のものをおすすめします。
多くの場面で使われる万能なコーキング材です。

吸水シート

吸水シートはかなりの量の水分を吸い取ってくれるので、応急処置として大変役に立ちます。

水が入ってきそうな屋根裏に吸水シートを置いておくと良いでしょう。
吸水シートは乾燥させると再利用ができるので、一家に一枚持っておいて損はないです。

雨漏り修理はプロの専門業者への依頼がおすすめ

雨漏り修理はプロの専門業者への依頼がおすすめ

実際に雨漏りが発生してしまうと、個人で修復するのは限界があります。
そこでやはり、雨漏りの修理を行っているプロの業者に見てもらうことをおすすめします。

雨漏りの修理は難しい

雨漏りが発生する原因がとても複雑です。

さらに経験や一定以上の技術がないと、それを修復するのは難しい工事となります。
やはり自分で修復するのは、応急処置という範囲で止まるので、完全に修理するのであれば知識が豊富にあるプロの業者に依頼することが必要です。

雨漏り修理の費用相場

専門の修理業者へ依頼する場合の費用相場については、以下の記事にて紹介をしています。

業者によって修理費用が変わるので、正確な費用を把握するには見積もりを依頼するのが不可欠です。

台風で雨漏りが発生してしまった場合は、複数業者へ見積もりを依頼して正確な費用を把握するようにしましょう。

雨漏り修理業者選びのポイント

見積もりを依頼するにしても、どの業者へ依頼するか迷ってしまう方もいるかと思います。
実際、「雨漏りの業者に頼んでも治らなかった」また「高額な修理代を請求された」といった悪徳業者によるトラブルの声をよく耳にします。

そこで信頼できる業者に依頼する際のポイントを以下の記事にて紹介しています。

専門業者へ依頼する際に是非参考にしてみてください。

雨漏りの際に知っておきたい火災保険のこと

最後に、雨漏りを修理する際に知っておくべき重要なポイントがあります。

それは、雨漏りの修理は火災保険を使って修理できる可能性があるということです。
しかし、適用させるには「風災」として認定される必要があります。

つまり、「自然災害によって受けた被害」という場合で以下のようなケースが該当します。

風災が適用される雨漏りの例
  • 台風や強風によって、瓦がズレたりスレートが浮くことで雨漏りが発生
  • 雹が降って屋根や外壁・窓が損傷してしまった
  • 地震によって建物が損傷してしまった

上記のように、自然災害によって雨漏りが発生した場合は「風災」として認められます。

しかし、火災保険会社 でそれぞれ定義が異なるため、申請前に確認するようにしましょう。

まとめ

まとめ

今回は台風による雨漏り発生の原因と対策について紹介をしてきました。

雨漏りは放っておくと家の劣化の原因に直結する可能性が高いです。
特に台風時には、なるべく雨漏りにならないために対策をとっていても防げないケースがあるのも事実です。

台風によるものであれば、基本は火災保険が適用されるので、迷わず業者に修理を依頼するようにしましょう。
雨漏りしている状態を放置することで、二次被害や最悪の場合は建物の倒壊に繋がることもあります。

早急に修理をすれば被害を最小限に防ぐことができます。

リペアルーフでは、見積もりや相談を無料にて行っていますのでお気軽にご連絡頂ければと思います。

【12月08日 12時03分現在】ただ今の時間、お電話すぐに対応いたします。お気軽にご相談ください。
【12月08日 12時03分現在】
お電話すぐに対応いたします。